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2019.9.12

新記録達成 渋野日向子、ピンチを笑い飛ばす

<Photo:Atushi Tomura/Getty Images>

第52回日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 チェリーヒルズゴルフクラブ(兵庫県)第1日

 オーバーパーなしの連続ラウンド数を29へ伸ばした。渋野日向子は、「ホッとしている。新記録をつくりたいと思っていました。今のところですけど、名前が残るのは良かった」と胸をなでおろす。2アンダー、11位タイのスタート。平日にもかかわらず、早朝から大ギャラリーがコースを訪れ、今大会の第1日の最多動員を記録した。

 「最終日と間違えるぐらいのギャラリーさんが、来てくださった。小さな子、岡山の方、同じ練習場のおばちゃんまで…。やりがいがあった」という。全英女子オープンチャンピオンとなって凱旋帰国後の試合で、今回は万全の態勢を整えていた。ただし、「記録のことばかり考えていた。あとはどうでもいいから、きょうだけは絶対にオーバーパーは打たない。調子は悪くない」と自らに誓った。

 ところが、4番まで2ボギーが先行。5、7番で2バーディーを奪い、イーブンパーへ戻す苦しい展開だった。そして、信じられないことが起こる。「9番の、1メートルもないパーパットで手が震えて、プッシュ。どうしてかなぁ」と、3パットのシーンを振り返った。1オーバーで前半を折り返す。

 「インターバルで、9番のボギーをキャディーさんと笑い話にした」。勝負の後半へ向かう。こんなメンタルの強さ、気持ちの切り替えの早さが最大の特長である、後半の勝負強さの秘密だ。11番で5メートルを決め、14番では6メートル。16番も4メートルのバーディーをきっちりとカップインさせた。チャンスを逃さず、他のパーセーブは安定感が抜群だった。同組でプレーしたリオデジャネイロオリンピックのゴールドメダリスト、朴仁妃が、渋野のパッティングを、「リズムがいい。ストロークがいい。ボールの転がりもいい」と大絶賛。

 当然のように、今年の公式競技2連勝へ向けて、手応えを感じた。「いいスタートを切れた。チャンスはある。狙っていきます」と言葉が弾んだ。公式会見が終了すると、座ったイスを整え、練習場へ。午後6時45分、日が落ちたコースでも、まだ、ファンが待っていた。サインの求めに応じ、感謝のステッカーを手渡す。プレーだけではない。すべてが完ぺきだった。だから、好調が長続きし、進化が止まらない。

(メディア管理部・森谷 清)

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