ヨネックスレディスゴルフトーナメント　2日目

“優勝”は寝て待て
成田美寿々が今季2勝目に王手

　2014年度LPGAツアー第14戦『ヨネックスレディスゴルフトーナメント』（賞金総額6,000万円、優勝賞金1,080万円）の大会第2日目が、新潟県長岡市のヨネックスカントリークラブ（6,337ヤード／パー72）で開催された。

　今日4アンダーで回った成田美寿々が8アンダーで単独首位に立った。1打差の2位タイには、大和笑莉奈と大山志保が続いている。ホステスプロのアンソンジュ（韓国）が今日65で回り、6アンダーで単独4位に急浮上した。（天候：曇り、気温：25.2℃、風速：1.8メートル）

　「難しくゴルフをしていない」。成田は昨日と今日のゴルフをそう評した。5月に開催された『ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ』での優勝を含め、これまで出場した11試合中、ベスト10が5試合、現在の賞金ランキングは3位と好調を維持している。コメントの背景には今の姿が窺い知れる。

　一方で「結構疲れている」と本人が話すように、疲労がたまっているのも事実。これまで欠場は2試合のみでほぼ全ての試合に出場している。そこで、疲れをためないために今心がけているのが、睡眠だと言う。以前は、テレビゲームなどで遅くまで起きていた。「テレビゲームとかしている時間を削って、最近は7時間半は寝るようにしている」と、今は20時半ぐらいには就寝していると言う。パフォーマンス向上や体調管理のために積極的に睡眠を取るアスリートは多いが、成田も同じ。成田が今、好調を維持しているのは、テクニカルな部分だけでなく睡眠にもありそうだ。睡眠でパワーを蓄えた成田は、明日どんなパフォーマンスを見せてくれるだろう。そして、今季2勝目を手にすることはできるだろうか。

大山志保 （2位タイ：-7）
「昨日の方がスコアは良かったけど、自分の中ではパッティングストロークが良かったので、まずまず満足しています。自分のやりたいストロークが出来たので、それが良かったです。久しぶりに良い感じで打てているので、明日も楽しみです。まだ優勝とかじゃないけど、今出来ることを精一杯やれれば」。

大和笑莉奈 （2位タイ：-7）
「（予選）2日ともノーボギーです。昨日も今日も全体的に迷わずプレーできています。（5試合連続予選落ち）いつも予選カットラインにいて、ゴルフをしていてもツライ時期でした。ボギーを打たないようにと自分を自分で苦しめていました。ボギーはきても当然だし、バーディーを取ればいいと思って今週はやっています。（最終日は）バーディーを取れように強い気持ちで攻めるゴルフが出来ればと思います」。

アンソンジュ （4位タイ：-6）
「（コースレコードまであと1打）」。3番で3パットを打ったりして、調子が下がると思ったんですけど、次ですぐバーディーが取れて、切り替えられたので、後半もアンダーで回れたので良かったです。（ホステスプロ）というのを言われて、すごく緊張が出てきて、昨日はプレッシャーがかかっていましたが、今日はエンジョイゴルフできれば、自分のプレーができればと思っていたので、それができてすごく嬉しいです」。

倉田珠里亜 （5位タイ：-5）
「今日はショットの調子が良くなって、バラつきましたが、スコアはまとめられたかな。（成田さんと回って）少し緊張しました。1歳年上で事務所の先輩なので。最初のホールで左OBギリギリでしたが、残っていたので、今日はツイてるなと思いました。（良い位置で最終日）チャンスに付けて、バーディーを量産して、優勝争いに加われれば」。

山城奈々 （5位タイ：-5）
「（今日は）アンアンショットが良かったです。アドレスでボールの位置を変えたらよくなりました。（今シーズンの目標は）1試合1試合予選を通過することと、あとは（プロテスト）に合格できるように頑張っています。明日は自分の思うようなプレーをして、緊張すると思うけど、スコアを伸ばしていけるように頑張りたいです」。