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2022.1.17

93期生・2022年の挑戦 岩井明愛

<Photo:Atsushi Tomura/Getty images>

 561人が受験して、22人が合格。JLPGA最終プロテストは日本一の最難関資格試験のひとつだろう。2021年はコロナ禍で2度のテストが行われた。6月、合格した93期生は25.5倍の競争を突破してライセンスを手中に。22年、飛躍を胸に2年目のシーズンをスタートする。

 いわい あきえ=2002年7月5日、埼玉県比企郡出身

 アグレッシブなゴルフがセールスポイント。「攻めのゴルフをご覧いただきたいです」と笑顔で答えた。さらに、ショットに磨きをかけるため、厳寒期の現在も、精力的に練習をこなしている。

 21年、攻撃的なシーンは、プロテスト合格後のステップ・アップ・ツアー2戦目だろう。山陽新聞レディース最終日、存分に発揮されている。首位を独走。ところが最終18番の第2打が、グリーン右へ。池へつかまった。「3打差あったから、(ウォーターショットに)チャレンジした」と、あるがままにこだわっている。結局、ダブルボギーとしたものの、1打差で逃げ切り、プロ初Vを飾った。

 素質は、アマチュア時代から折り紙つき。プロテスト受験前の21年は、パナソニックオープンレディース、リゾートトラストレディスで2度のベストアマチュアに輝く。しかも、優勝争いに加わり、大器の片鱗をうかがわせた。

 8歳からゴルフを始めたが、小学生時代にはサッカーにも傾注する。「将来は、なでしこジャパンへ、本気で入りたいと思ってプレーした」という。さらに、中学では陸上へも興味を抱き、スポーツの基本、走る-おもしろさに目覚めた。「100メートルやリレー、1500メートルも走っていました」と振り返る。

 とはいうものの、「だんだんゴルフのスコア、成績が上がり始めてきた。ゴルフを捨ててしまっては、もったいない。悔いが残る」と、ターゲットをプロゴルファーへ絞った。最終プロテストでは、双子の妹・千怜と一発合格を果たす。

 「うれしかったけど、(合格するとは)思っていなかった。テストの4日間、気を抜くひまがない。ひたすら集中です。周囲の成績を気にせず、トーナメントと同じ感覚でプレーできました」と冷静である。

 ちなみに、双子のプロゴルファー、JLPGAでは4組目。将来は「千怜とJLPGAツアーで優勝争いをしたい」と思いを馳せた。

 QTファイナルステージでは第1日、2オーバー、76位タイと出遅れる。その後、第3日に3アンダーをマークし、59位タイと上昇ムードを漂わせたものの、最終成績は通算8オーバー、70位。今シーズン、JLPGAツアー前半戦出場は厳しい状況だ。

 「残念な結果でした。それでも、与えられたチャンスで全力をつくします」。より一層、気を引き締めた。順風満帆のルーキーシーズンを経て、2年目の試練。そうはいっても、長いゴルフ人生では少しの遠回りが、プラスになった例がたくさんある。千怜とともに、切磋琢磨の毎日-。

(メディア管理部・鈴木 孝之)

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