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2022.3.2

壮大なテーマへ挑戦 勝みなみ『とてもいい仕上がり』

第35回ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント 琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)

 勝みなみは今年、年女として迎えるシーズンである。それでということはないだろうが、「今までで一番とはいえないかもしれないけど、とてもいい仕上がりです。完成度でいけば、70-80%。開幕戦から、スタートダッシュを決められたらすごくいいですね」と手応えを言葉にした。

 当然、オフの過ごし方が良かったからだろう。「去年の暮れから1月まで、おかげさまでたくさん仕事が入っていました。分刻みのような日も結構ありましたね。あっという間に過ぎた感じがします」。ただ、プロである以上、それは仕方がないことだ。要は時間の使い方である。

 もちろん、時間を巧みにつかい、本業の調整がうまくいったから、これまで以上に明るい開幕を迎えたわけだ。「大きな課題は100ヤード以内のアプローチ。去年、一昨年とうまくスコアを伸ばせないことが結構、ありました。距離をうまく合わせる。今回はできたと思います」と頼もしい。

 一方で、プロゴルファーとして壮大なテーマに挑戦することも明言。「きょうのプレー、本当に良かったなぁ。ホールアウトして、そんな気持ちになるようなプレーをしたい。ばくぜんとしたことですけど、これだ-ということを追い求めている。答えがいつみつかるか…。でも、チャレンジします」と宣言した。

 アマチュア時を含め、JLPGAツアー通算6勝。とりわけ、昨年の日本女子オープンは異次元ともいえるような素晴らしいプレーを展開した。にもかかわらず、「すごくうまくいった4日間。すべてが良かったけど、目指すものではなかった。優勝はしたものの、何かが違う。去年の後半戦、成績は良かったけど、ごまかしているような気がします」と解説した。

 それは、本人だけにわかることだ。いつ飛び出すか-はお楽しみ。試行錯誤しながら、さらなる飛躍を誓った。ちなみに、具体的な今シーズンの目標は、「年間3勝。まだ、2勝止まりですからね」。求道者へ変身する22年は、さらなる努力が必要不可欠だ。もちろん、覚悟は十分。期待に胸をふくらませた。

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