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2022.3.5

渡邉彩香、スーパープレーで首位タイ

<Photo:Hiromu Sasaki/Getty Images>

 JLPGAツアー2022シーズン開幕戦『第35回ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント』(賞金総額1億2,000万円、優勝賞金2,160万円)大会第3日が3月5日、沖縄県・琉球ゴルフ倶楽部(6,590ヤード/パー72)で行われた。通算10アンダーで最終日を迎えるのは渡邉彩香、黄アルム。3打差の通算7アンダー、3位へ西村優菜がつけた。通算6アンダー、4位タイは堀琴音、稲見萌寧、木村彩子、鈴木愛。
(天候:晴れ 気温:21.6℃ 風速:3.1m/s)
《グリーン=スティンプ:10 3/4フィート コンパクション:22.5mm》

 あわや、天国から地獄のシーン。渡邉彩香、2オンを狙った最終18番の第2打はバンカーへ飛び込んだ。しかも、あごに突き刺さるという大ピンチである。ところが、まったく動揺する素振りはなし。キャディーと相談し、パターを選択し、左打ちで後方へ転がす窮余の一策を決断する。

 ピンへ背中を向けて打つ。しかも、バックスイングはダメ-という状況。「バンカー内で左打ちは人生で初めて。ライが悪く、その方法しかなかった。5ヤードぐらい後ろへ出して、第4打は20ヤードです」。バーディーを狙ったホールで、予期せぬ落とし穴が待っていた。しかし、3メートルのパーパットを沈め、首位タイでホールアウトする。

 「(パターの左打ちが)きょう一番良かった」と振り返った。メンタルトレーニングを重ねながら、精神面の充実を繰り返した効果をまたも発揮。威風堂々、素晴らしい。

 その前ホールの17番では、鮮やかなイーグル奪取を披露。ギャラリーを驚かせた。残り100ヤードの第2打を58度で完ぺきなショット。「5ヤードぐらいボールが転がる計算でした。実際は、4ヤードぐらい手前から転がって」と解説している。

 終盤、ドラマチックなプレーが印象に残ったが、調子が良かったわけではない。「ショットがちょっと荒れ気味。第1打が不安定でした。アドレスの体重配分、ボールの位置など、基本的なことを少しずつ修正しながら…。フィーリングが良くなったのは13番ぐらいからですね」と話した。

 この日は1打差の2位スタート。前半、首位を行く黄アルムが好調で12番終了時点で7打差をつけられる展開だった。にもかかわらず、「(黄)アルムさんは5連続バーディーなどがあり、すごいなぁという感じで見ていただけです。もっとも、私は(追いつくとか)それどころではなかった」というほど。1日は長い。筋書きのないドラマはこうしてうまれた。

 あすは最終日、最終組で20年のアース・モンダミンカップ以来の優勝を争う。「18番は、パー5でバーディーフィニッシュを決めたかったけど、素晴らしいパーセーブができた。あすに向けてとてもいい感じです。この3日間、自分を見失うこともなかった。最初からガツガツしてもよくないとは思っていたけど、これなら優勝を意識します」。

 全身に自信がみなぎった。ピンチにも動じないメンタルの強さを兼ね備えたからだろう。

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