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2022.4.30

飛距離、秘技で首位浮上 テレサ・ルー復調急

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 JLPGAツアー2022シーズン第9戦『パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント』(賞金総8000万円、優勝賞金1440万円)大会第2日が4月30日、千葉県市原市・浜野ゴルフクラブ(6660 ヤード/パー72)で行われた。この日、首位へ立ったのはテレサ・ルー。5バーディー、1ボギーの内容で通算8アンダーへスコアを伸ばした。2打差の通算6アンダー、2位は首痛から復帰した西郷真央。通算5アンダー、3位タイで仲宗根澄香、2週連続Vを目指す高橋彩華が逆転を狙う。
(天候:晴れ 気温:15.5℃ 風速:2.8m/s)
《グリーン=スティンプ:11 1/2フィート コンパクション:23mm》

 久々に首位で最終日を迎える。テレサ・ルーはうれしそうに語った。「楽しくプレーすることが重要ですね。その上で、ベストのプレーを出さないと優勝には手が届かない」。

 4勝をあげた17年、LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ以来、優勝から遠ざかっている。黄金世代が巻き起こしたJLPGAツアーのムーブメントで若手が台頭。その波に押し出されてしまったのだろうか。

 しかし、美しいスイング、飛距離などはそのまま。この日のプレーでは、さらに卓越したテクニックを披露した。「風が強かったけど、いいこともある。アゲンストの風にボールを当て、垂直に落とす。何ホールか、そんなところがあった」という。

 そして、「1Wもいい感じでした。風がある日は飛距離のアドバンテージがある。低めの弾道で打つのは得意ではないけど、きょうはうまくできた」と、控えめに説明する。さらに、パッティングも見事だった。11番では16メートル、15番が6.5メートル。目を見張った。

 本来の躍動するプレーとは、まさにこのことだろう。前日は、「スイング、パッティングが安定し、メンタルも」とうれしそうに話した。さらに、推薦出場だった2週前のUSLPGAツアー、ロッテ選手権は予選落ちだったが、渋野日向子のプレーを観戦。「特に第2打は逃げてはいけない。たとえ、自信がなくても狙わなければならないことを改めて感じた」と告白。

 攻めのスタイルはプレー、思考をシンプルにする。「ああいうプレーをしばらくしていなかった」。しみじみと語っている。今大会は当然、それを実践。ただし、「17番はすごく難しい。逃げてしまった」と反省する。忘れていた感覚がよみがえった矢先の優勝争い。大いに注目しよう。

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