2022.11.25
今季一番 勝みなみ27位T→4位Tへ
<Photo:Kenta Harada/Getty Images>
JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 宮崎カントリークラブ(宮崎県)第2日
100点満点。勝みなみは、「きょうはすべてが良かった。狙い通りの一日。自信をもってプレーできた」と振り返った。8バーディー、ノーボギーの64はトーナメントコースレコードタイ。27位タイから4位タイへ上昇した。
「朝の練習場から、すごく感触がいい。好スコアを出す時でも、こんなことって、なかなかありませんよ」とも。バーディーショーのスタートは3番からだ。残り125ヤードの第2打をピン手前4メートルへ。狙い通りのパッティングで、バーディー奪取はやはり気持ちがいい。「きのうの後半から、久々の高麗グリーンばかりを意識していることに気がついた。しかも、考えすぎ。これって良くない」と、思考をフラットにすることを心がけた。
もちろん、見ている立場ではそんなことがわかるはずはない。ところが、自身にしてみればこれはすごいことだ。「目の前のことだけに集中していた。すべての調子がいいからできること。難しいピンポジションでも狙っていける自信があった」。これほどのコメントが飛び出したのは、今季初めてだろう。
すべてが素晴らしい。とはいえ、絶好調をアピールしたのは、パー3の12番だろう。8Iでピン横10メートルへ。楽々とバーディーを決めた。続く13番ではピン奥4メートルをカップインさせ、14番も2メートルを沈め、3連続である。トーナメントコースレコードへ並んだが、残念ながら記録更新は決勝ラウンドのお楽しみに。
「とにかく、落ち着いていた。(記録のことは)まったくわからない。私の感覚からいうと2、3アンダーでプレーしている気分でした」といい、「地に足がついた。そんな表現がピッタリです。今までにはなかった」。満足した表情が印象的だ。
次週は渡米して、Qシリーズへ挑戦。「自信をつけていくことが大切。今回、いい結果を残したい」と達観した様子。今季、目指したのはすべてをグレードアップすることだ。日本女子オープン連覇の圧倒的な内容も印象に残るが、この日の自然体のプレーも新境地といえるだろう。
一方で、今年は年女。プロゴルファーはスーパープレーを披露することも大切だが、もうひと工夫を加えた。「コースでギャラリーの皆さんに、どう映るかも気になります」と前置きし、「専門家の方に、パーソナルカラーを診断していただいた。肌の色などすべてを総合して、ウインターカラーがいい-とのこと。ウェアのカラーを白と黒に絞った」そうだ。地に足がついたプレーと、板についたシックな装いをアピールし、勝負のムービングデーを迎える。
<Photo:Kenta Harada/Getty Images>
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