原江里菜が7年ぶりの優勝を射程圏内へ

アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI　UMKカントリークラブ（宮崎県）　2日目

　初日、52位と出遅れた原江里菜。今日は68をマークし、一気に優勝争いに名乗りを上げた。納得の表情でクラブハウスに戻ってきた原。「先週まで、打った後、後悔することがあった。それを引きずって次のショットに集中できなかった」。何かリズムがおかしい。リズムを狂わしていたのはアプローチだった。ところが、今週に入って「アプローチが良くなって落ち着いてできるようになった。今週に入って方向性が見えた」と、アプローチが復調したことで、昨年のようなゴルフに戻ってきた。

　昨日までは「予選落ちもチラついていた」と言う。原には予選落ちを気にする理由がある。先週の『Tポイントレディスゴルフトーナメント』終了時点で、連続予選通過は54試合。現在継続している記録では最長だ。横峯さくらが持つ最長記録の101試合には、まだまだ遠く及ばないが、「ここまで来たら目指したい」と本人はその気だ。ひとまず、連続記録は継続できた。次に狙うのは、優勝。「優勝はしたいけど…」と謙遜気味に話したが、前回の優勝は7年前の『NEC軽井沢72ゴルフトーナメント』。勝利の美酒の味を忘れてしまう前に、もう一度あの味を味わいたい。