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2016.3.4

首位浮上の西山ゆかり ハワイ島で開眼!?

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2016年、LPGAツアーの開幕戦『ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント』(賞金総額1億2,000)万円、優勝賞金2,160万円)の第2日が、沖縄県南城市の琉球ゴルフ倶楽部(6,649ヤード/パー72)で行われた。コース特有の強風が吹き荒れ、大混戦。通算4アンダーの首位はテレサ・ルー、西山ゆかり、松森彩夏が並んだ。1打差の3アンダー、4位タイは河野美桜(みお)、申ジエ、永峰咲希の3人。通算2アンダー、7位タイに笠りつ子、表純子が続いている。(天候:晴れ 気温:21.8℃ 風速:8.6m/s)

 今季の目標賞金額は、5,000万円。15年の4,000万円から上積みされた。毎年、正月に西山ゆかりは、両親へその金額を言葉にする。「去年もそうだけど、口にした自分が忘れている。いけませんね。でも、やはり心の内に思っているよりも、誰かにいわないとダメです。去年、私はシーズン中、その目標額を忘れていた。にもかかわらず、4,000万円に近い額を稼いだのは、言霊ということでしょうか…」。とはいえ、目標額達成には技術を磨くことを忘れてはならない。この日、オフの間の取り組みがさっそく表れた。

 1月下旬からハワイ島へ滞在。2つの合宿へ参加した。この季節は、強風が吹き荒れる。困難な状況が当然になれば、大きくスコアを崩すことはない。それどころか、他の選手が苦にする分、アドバンテージに。加えて、指導を受ける芹澤信雄からは、アプローチのバリエーションを増やすことを厳命されている。「去年まで、軌道の通りに打つことだけを心掛けていました。でも、自分の感覚でカット打ちのような新しいものも教わりました。おかげで、自分の引き出しが1つから、2.5ぐらいに増えたと思う」。ただし、芹澤から、今年の目標を質問されると、「2勝目、3勝目をあげることです」。そう強い決意を示したが、「まずは、賞金シードを確保することだろう」とたしなめられた。

 15年は、芹澤とコンビを組んだ『meijiカップ』でツアー初Vを飾っている。師匠のバックアップは絶大なパワーをもたらすようだが、「今年、キャディーをしてくださる予定はありません」。将来をにらみ、真価と進化が問われる16年シーズンの幕開けだ。

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