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2016.3.19

“どうでもいいや”の精神で、大江香織が2勝目に挑む!

<Photo:Atsushi Tomura/Getty images>

Tポイントレディス ゴルフトーナメント 鹿児島高牧カントリークラブ(鹿児島県) 2日目

 圧巻のラウンドを大江香織が魅せた。そのハイライトは「ショットが良くて、ほとんど危ないところがなかった」と振り返った前半のアウトコースだろう。出だしの1番で2mのチャンスを沈めてバーディー発進とすると、5番では7m、6番では1mを沈めて連続バーディー。8番では100ヤードのサードショットを30cmにつけると、9番でも5mを沈めて、見事5バーディーで折り返す。「後半はちょっとショットがブレてきた」というように、インコースは15番の1バーディーのみにとどまったが、「ノーボギーで回れたのがすごく嬉しい」とこの日のベストスコアとなる66を叩きだし、最終日最終組の座を掴んでみせた。

 R&Aと全米ゴルフ協会(USGA)による4年に1度のルール改正。その中でも一番多くの話題を集めているのは、アンカリングの禁止だろう。第1ラウンドで首位発進した福嶋浩子しかり、大江もその対応を迫られた一人だ。「どうやって構えればいいのかすごく悩みましたね」と、昨年は試行錯誤を繰り返した。そんな日々の中で「いろいろ試していくうちに、しっくり来た。去年夏から打ち方は変えていない。特に違和感もない」と現在のパッティングスタイルに出会ったという。オフシーズンも「パットはどうでもいいや。なるようにしかならないと思って」と課題と感じていたショット練習に時間を費やし、開幕を迎えた。

 “どうでもいいや”の精神で、気づけば首位と1打差で迎える最終日。2012年の初優勝から約4年遠ざかっている2勝目へ、またとない絶好のチャンスに「去年からの課題だったショットに注意していきたい。良いショットを打てるように、そこをメインに考えていきたい」。明日もショットに集中していく。あとはなるようにしかならない。

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