連覇を狙うイボミ　今年はどんなドラマを－

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

　2017年LPGAツアー第2戦『ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップ』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)が10日、高知県香南市・土佐カントリークラブ(6,228ヤード／パー72)で開幕する。前日の9日はプロアマ大会が行われた。

　ゴルフ人生に残るワンショットから、1年が過ぎた。イボミはこの日、18番でミラクルショットを放った地点に足を運んだ。「何で、あんなことをできたのかわからない。そのぐらい難しい、と改めて思った」と振り返る。あの1打が優勝を呼び込み、しいては2年連続の賞金女王というタイトルをもたらしたのだ。また、2016年LPGAアワードでは、メディア賞・ベストショット部門に輝いた。

　「あの時、脳裏にいいイメージがサッと浮かんだ。グリーンにボールが落ちた時のキックも完ぺき。本当にすごい。私にとって忘れられないショットになった」と目を輝かせている。そうはいっても、フェアウェイをキープしていれば、もっと楽に攻められたはずだ。漫画みたいなワンシーンは、絶対的なピンチから誕生したのも皮肉な話だが…。

　今大会は過去2勝。相性の良さもある。「きのうと今日は、風が強かった。ミスをすれば、すぐにボギーになる難しいコースです。だから、1打、1打、より注意をはらって集中しないといけません。ただ、ここはコースが私好みで、グリーンがきれいだから大好き。連覇は考えていないけど、また最終日、いいところでプレーしたい」とほほ笑んだ。