2018.6.3
2位タイの木村彩子、経験はプライスレス
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
ヨネックスレディスゴルフトーナメント ヨネックスカントリークラブ(新潟県)最終日
4打差の2位タイ。木村彩子は、優勝した大山志保に食らいつこうとしたものの、「3番ホールまでは頑張っていましたが、4番、5番でチャンスを外して…」。独走を許した。しかし、初の最終日、最終組を経験豊富な大山とプレーすることで、多くの課題が見えてくる。「大山さんは、体の調子が良くなくても、チャンスにつけて、それをしっかり入れてくる。カップインした瞬間、ムードまでも自分のものにしてしまう。流石だな、と感心しました。改めて、メンタルは大事です」と、しみじみと語った。
一方で、「私もチャンスは多かったけど、課題のパッティングが決まらない。でも、今回はミスが本当に少なかった」と加えている。データを調べると、出場試合が規定ラウンド数に満たないため、あくまでも参考。平均パット数1.8829は50位にも入らない。しかし、フェアウェイキープ率の71.0317は、9位に匹敵する。パッティングの向上は、将来へ向けたテーマ。
もうひとつ。今大会は頼もしい人と、コンビを組んだ。ツアー通算5勝の鉄人、表純子のご主人・広樹さんにキャディーを依頼。「バンカー越えを避けたいときなど、『ピンを狙っていい。きっと、ナイスショットするよ』と励ましてくださり、気持ちが前向きになった。おかげで、ショットの調子が日に日に良くなった」と話している。
今回の成績で、次週のサントリーレディスオープンゴルフトーナメント出場も決まった。「リランキングは気にしていなかった」そうだが、最新の暫定リランキングで16位へ急浮上。実り多き大会となった。
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