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2011.9.8

日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 1日目

不動裕理、三塚優子が首位発進

 2011年度LPGAツアー公式戦『第44回 日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯』(賞金総額1億4,000万円、優勝賞金2,520万円)の1日目が、千葉県市原市のキングフィールズゴルフクラブ(6,700Yards/Par72)で行われた。

 天候:晴れ、気温:31.4℃、風速:2.5m。澄み渡る快晴のなかスタートした初日。難度の高いセッティングに苦しむ選手が多いなか、三塚優子と並び首位に立ったのは、過去この大会を2度制している不動裕理。10番からの4連続バーディーなどでスコアを伸ばし、通算5アンダーとした。1打差の3位には福嶋晃子。さらに1打差の4位には横峯さくらが続いている。

 後半は圧巻のバーディーラッシュで首位に立った不動。「出来すぎ」というティーショットの正確性で、フェアウェイを外したのは僅か2回。「アイアンが良かった分バーディーチャンスは多かったですけど、前半は打ちきれずにバーディーを奪えなかったのが残念」とバーディーを奪えなかった前半を悔やんだが、「ボギーを打たないように心がけていたので、パーを取れて1ホール得した気分」と深く考えず、後半のチャージに繋げた。上位には福嶋をはじめ、ロングヒッターがズラリと顔を揃えるが、「彼女(福嶋)の距離は私達とは比較になりません。いい所に打ってもセカンドショットはミドルアイアンかロングアイアン。勝つためにはフェアウェイに置くしか無いです」とあくまで正確性で勝負する。「メジャーというのはそれほど意識はしていないですけど、今回のコースのセッティングがそう思わせてくれます」。ツアー50勝を誇る永久シード選手の女王の風格を感じさせるコメント。明日も闘争心を掻き立てる難セッティングに、冷静に挑む。

 同じく首位に立った三塚は2009年『大王製紙エリエールレディス』以来のノーボギーラウンド。「フェアウェイを外したのは3回くらい。ラフから打ってもグリーン面には乗っていたので、特にピンチは無かったです」と会心のプレーを振り返った。練習ラウンド時はティーショットがフェアウェイに行かず苦労したが「フェアウェイに行かせようと思わなかったのが逆によかったと思います」と気楽に臨んだ結果が吉と出た。「5アンダーは想定外です。2アンダーくらいで回ってくれば良いと最初の目標でした。このコースはバーディーをおまけだと思ってプレーしていて、ダボを打たないように心がけていたので、その中でノーボギーで回れたのは自信になりますね」。徐々に本来の自信を取り戻しつつある大器が、メジャーの大舞台で復活の兆しをつかむ。

 狭いフェアウェイを狙うために、ティーショットを刻む選手もいるなか、ショートホールを除く全てのホールでドライバーを持った福嶋。「フェアウェイに行ったのは4回だけ」とこの日はほとんどフェアウェイを捉えることが出来なかったが、「これだけラフに入って出すだけのセカンドショットは1回だけでラッキーでした。ドライバーで少しでも前に打って、あとはライ次第だと思いましたが運が良かったです」とライよりも残り距離を優先した攻めで難コースを攻略した。「調子は先週と変わっていません。ただトップスタートでリズムよく回れたし、良くバーディーが取れました。難しいセッティングですけど、難しいほど上手く行った時はやっていて楽しい」と、2度目の載冠へ向けて好発進を切った。


横峯さくら (4位:-3)
「ティーショットがすごく良くて、フェアウェイから打てていたので、こういうスコアに繋がったと思います。(刻むところもなく全部ドライバー?)はい。ラフに入れるとすぐボギーになるので、その時にしっかり状況判断が出来れば。(午後スタートでこういう位置で終われたのは)大きいと思います。初日いつも出遅れてしまうので」。

森田理香子 (5位タイ:-2)
「結構ショットも曲がっていましたが、その中、アンダーパーで回れたのは良かったかなと。ラフに行ったら埋まってしまって出すだけが多かったけど、それはしょうがないと思って出来たのとロングホールでフェアウェイにしっかり置いて、グリーン近くまで運べたのが良かったかな」。

笠りつ子 (5位タイ:-2)
「(メジャーでもナイスプレー?)やっていて、ショットも思った以上に良かったです。(ノーボギーは?)落ち着いてプレーが出来たことですかね。欲張らずにドライバーとかも方向性を重視して焦らずにティーグランドに立てたと思います。(メジャーに対して?)上を目指して行くしかないので、トップ10には入りたいです」。


ギャラリープラザ内の千葉県産食材販売コーナー内において、初日の競技を終えた福嶋晃子、飯島茜、諸見里しのぶの3選手が、千葉県産の伊勢海老や地元特産の梨などを食べ、地元食材のおいしさをアピールしました。

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